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20章 循環型・共生社会への脱皮
10.汚染を出さないグリーンケミストリー
【解説】
20世紀に入って化学工業が盛んになり、廃棄物や排出物による環境汚染が深刻になりました。このような背景からグリーンケミストリーの概念が生まれたのです。この考え方は、化学製品そのものを環境にやさしいものにするだけではなく、分子設計、合成・製造プロセスなどの工程において汚染を未然に防ぎ、環境や健康へのリスクをできるだけ低減しようとする考えです。酵素や微生物反応はこの目的に適っているので、将来の発展が期待されています。
【用語説明】
グリーンケミストリー
ANASTASとWARNERによって唱えられた『グリーンケミストリー12箇条』にまとめられています。
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