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17 章 抗生物質と耐性菌の出現
1.抗生物質の発見
【解説】
微生物は味噌や醤油などの発酵食品をつくるのに利用されますが、病原菌の増殖を阻止し、人命を救う物質(抗生物質)も生産しています。1929年、世界最初の抗生物質が英国のフレミング博士により、アオカビ(属名:Penicillium ペニシリウム)より見出され、「ペニシリン」と名付けられました。ペニシリンはヒトに無害で、病原菌にだけ作用するので、さまざまな病原菌により引き起こされる病気の治療に用いられるようになりました。
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