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20章 循環型・共生社会への脱皮
9.土壌浄化
【解説】
微生物が色々な化合物を分解できる能力を応用して、有害化合物に汚染された土壌を無毒化することを「土壌浄化」といいます。浄化の過程では、標的化合物の生分解途中において、有害物を生成しない微生物の存在が重要です。また、浄化を行う環境も大切です。土壌中に十分な空気や栄養素、水などを供給し、常在する分解菌の増殖と分解活性を高める必要があります。これを「バイオスティミュレーション」といいます。また必要に応じて、強力な生分解力をもつ微生物を他所より見つけ出し、大量に添加します。これを「バイオオーグメンテーション」といいます。
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