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11 章 発酵食品の製造法
1.発酵食品
【解説】
わたしたちは上手に微生物を利用して、生活を豊かにしてきました。微生物が増殖して好ましい状態になった場合を「発酵」、反対の場合を「腐敗」と区別しています。代表的な発酵には、乳酸菌による乳酸発酵、酵母によるアルコール発酵などがあります。冷蔵庫が普及していない土地では、乳酸菌を使ってpHを下げることで、食品などの長期保蔵が可能となります。チーズやヨーグルトも、乳酸発酵で腐敗しやすい牛乳を長期保存することができるようにしたものです。ここでは、身近な発酵食品について紹介します。
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