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18 章 農薬の正しい理解
3.農薬の残留と食品の安全性
【解説】
わたしたちが毎日食べる食品は、安全なものでなければなりません。食品としての安全性確保のため、動物実験などをもとに決められた一生涯毎日摂取しても影響がない量(ADI)などから、食品中に許容される基準として残留農薬基準が定められています。これを超えることがないように、それぞれの農薬の使用時期、使用量、使用回数などの使用方法が決められています。
国産あるいは輸入農作物について残留農薬の検査が行われていますが、基準を超える量が検出されるのはごくわずかであり、しかも、そのような農作物は市場に出ないため、私たちがスーパーマーケットなどで買う野菜や果物には、心配するような農薬は残っていないと考えてよいでしょう。
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