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16 章 食品の安全性
5.アナフィラキシー
【解説】
「アナフィラキシー」とは食物やハチ毒、薬物などが原因で起こる、生命を脅かす症状を伴う場合もある重いアレルギー反応をいいます。この症状ではとくに、免疫グロブリンE(IgE)の関与するアレルギー反応がかかわっています。
臨床症状としては、呼吸困難や血圧降下など生命を脅かす危険な症状を伴うことがあります。そのほかに、全身性紅潮や蕁麻疹、めまい、意識障害を伴うこともあります。花粉症、アレルギー性鼻炎、喘息などのアレルギーでは、症状があらわれる部位が限定されていますが、アナフィラキシーの場合は全身に症状があらわれます。
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