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16 章 食品の安全性
3.アレルギー・抗体
【解説】
「アレルギー」とは、病原性の細菌やウイルスによる感染症から身を守る免疫反応に異常を生じ、自分自身をも攻撃するようになってしまった状態をいいます。食物、室内塵、花粉などのアレルギー原因物質(アレルゲン)が体内に入り、喘息やアトピー性皮膚炎などの症状を引き起こします。アレルゲンが体内に入ると免疫グロブリンE(IgE)がつくられます。このIgEは気管支表面や皮膚に存在するマスト細胞に結合し、ヒスタミンなどの炎症物質を放出します。そして上記した臨床症状を引き起こします。
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