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15 章 遺伝子組換え食品

11.生物多様性条約と予防原則
【解説】
 自然界では多種多様な生物が共存しています。新しい機能を持った遺伝子組換え作物の環境(生態系)への影響を防止するため、生物多様性条約が合意されています。これは、遺伝子改変生物の国境間移動の規制に関する国際条約であり、バイオセーフィテー議定書(別名:カルタヘナ議定書)とも呼ばれます。この中には、遺伝子組換え作物の環境への影響を科学的に示すことができなくても、その影響を防止する観点から輸入の禁止を可能にするなどの「予防原則」も盛り込まれています。

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