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15 章 遺伝子組換え食品

7.導入遺伝子産物のアレルゲン性
【解説】
 作物に導入された遺伝子の産物であるタンパク質は、アレルギーとの関連で詳細な安全性評価が行われます。タンパク質科学と過去の食経験により、アレルゲンとなるタンパク質をある程度予測することができます。また、遺伝子産物を人工胃液や人工腸液で処理し、アミノ酸にまで分解されればアレルゲンとしての機能は消失します。安全性に関して十分な科学的根拠があれば、亜急性・慢性毒性試験なども省略することができます。医薬的な機能を付与した遺伝子組換え作物の場合には、より詳細な安全性評価が行われます。

【用語説明】
アレルゲン
アレルギーの原因となる様々な物質。タンパク質や花粉なども含まれます。

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