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14 章 遺伝子組換え作物

10.選抜マーカー遺伝子
【解説】
 遺伝子組換えの際に、目的遺伝子が組み込まれたかどうかを確認する目印として用いられる遺伝子を「選抜マーカー遺伝子」といいます。
 カナマイシンやハイグロマイシンなどの抗生物質に耐性をもたせる遺伝子を選抜マーカー遺伝子として利用すると、抗生物質を添加した培地で、遺伝子が導入された細胞だけが生き残るので、容易に選抜することができます。また、蛍光を発したり色素を形成したりする遺伝子も、選抜マーカー遺伝子の1つです。最近では、抗生物質抵抗性遺伝子以外の選抜マーカー遺伝子として、除草剤耐性遺伝子の利用が進められており、特に植物由来の遺伝子を多少改変して利用する場面が増えています。

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