著者・協力者
MENU
メニュー
1章
2章
3章
4章
5章
6章
7章
8章
9章
10章
11章
12章
13章
14章
15章
16章
17章
18章
19章
20章

14 章 遺伝子組換え作物

7.観賞用作物
【解説】
 青色のカーネーションは、遺伝子組換え技術によりペチュニアの青い色素を生合成する酵素の遺伝子を導入してつくられました。1997年にスプレータイプのライラックブルーが販売され、1999年にスプレータイプのディープブルー、2001年にスタンダードタイプのライラックブルーとディープブルー、2002年12月にスタンダードタイプのベルベットブルーが販売されています。
 青い色のバラは、長年多くのバラの育種家が挑戦してもつくることができず、「不可能の代名詞」と言われるほどでした。しかし、遺伝子組換え技術によりパンジーの青い色素の生合成に関わる遺伝子をバラに導入することで、これまでにない青いバラが作出されるようになったのです。

Copyright(c)2006
Japan Society for Bioscience,Biotechnology,and Agrochemistry.
All Rights Reserved.