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14 章 遺伝子組換え作物
7.観賞用作物
【解説】
青色のカーネーションは、遺伝子組換え技術によりペチュニアの青い色素を生合成する酵素の遺伝子を導入してつくられました。1997年にスプレータイプのライラックブルーが販売され、1999年にスプレータイプのディープブルー、2001年にスタンダードタイプのライラックブルーとディープブルー、2002年12月にスタンダードタイプのベルベットブルーが販売されています。
青い色のバラは、長年多くのバラの育種家が挑戦してもつくることができず、「不可能の代名詞」と言われるほどでした。しかし、遺伝子組換え技術によりパンジーの青い色素の生合成に関わる遺伝子をバラに導入することで、これまでにない青いバラが作出されるようになったのです。
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