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10章 お酒の製造法
10.ブランデーの製造法
【解説】
ブランデーはアプリコットブランデーというように、果実酒を蒸留したものを総称しますが、単にブランデーという場合はブドウを原料にしたものをいいます。
ブドウを原料に醸造されたワインを単式蒸留器、連続蒸留器、あるいは中間的な蒸留器で蒸留して貯蔵前のブランデー原酒を製造します。
ウイスキーや他の蒸留酒の、樽に入れての貯蔵・熟成と同様に、最初は、無色透明の原酒は樽の成分の溶出や自然の化学反応によって、色が濃くなり、ブランデー特有の香味が整います。貯蔵後の原酒は、ウイスキーと同様に樽から出されて、飲み頃のアルコール濃度(38〜45%)に調整されて壜に詰められます。
【用語説明】
アプリコットブランデー
あんず(アプリコット)を原料にした蒸留酒。
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