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10章 お酒の製造法
9.テキーラの製造法
【解説】
龍舌蘭(アガべ)と、場合によっては糖分の補充の糖蜜を主原料とする、アルコール濃度50〜55%の蒸留酒。
龍舌蘭の球茎を蒸すと糖化が起こり、これに水を加えて圧搾すると糖分を含んだ搾汁が得られます。これに酵母を加えて発酵させ、発酵終了液を単式蒸留器でアルコール濃度55%以下に蒸留してつくります。蒸留したままのテキーラとウイスキーのように樽に詰めて貯蔵・熟成させたテキーラなど、香味の変化を付けています。
いわゆるテキーラには「テキーラ」と称するものと「メスカル」と称するものがあります。製造方法は同じですが、テキーラ村で製造したものだけを「テキーラ」と呼ぶことが取り決められています。
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