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5章 物質の代謝
13.植物の生産する二次代謝物:フェニルプロパノイド
【解説】
フェニルプロパノイドは、さまざまな生理活性をもち、古来生薬成分として無意識的に広く利用されてきました。その後、科学の発達により、植物からの抽出精製を経て、医薬品原材料として使用されるようになりました。一方、この図に示すように、食品の色素や香料として用いられるものが多数あります。また、最近では赤ワインのポリフェノール(タンニン)、ダイズのイソフラボン、ブルーベリーのアントシアニン、ゴマのセサミンなど、いわゆる健康に良いとされる植物成分の多くがフェニルプロパノイドおよびその関連化合物です。
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