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3章 脂質

4.複合脂質
【解説】
 「複合脂質」は、疎水性部(アシルグリセロールの部分)と親水性部(リン酸や糖の部分)から構成され、生体の細胞膜の主要な構成分として働いています。複合脂質は、リン脂質と糖脂質に分類されます。動植物の組織の主要なリン脂質は、ホスファチジルコリンとホスファチジルエタノールアミンです。スフィンゴミエリンは動物の脳や神経組織に多く含まれています。糖脂質は植物の葉緑体の脂質の約80%を占め、地球上でもっとも多く存在する膜脂質といわれます。

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