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19章 エネルギー資源とバイオマスへの転換
3.バイオメタン
【解説】
日本政府が策定したバイオマス総合戦略よると、バイオマスの国内総量は1年当たり約2.45億万トンとなり、そのうち家畜廃棄物、食品廃棄物、下水汚泥が約3/4を占めています。これらのバイオマスの共通した特性は、含水率が非常に高いことであり、堆肥以外にはほとんど利用されていない状態です。しかしながら、2001年に食品循環資源の再利用等の促進に関する法律として食品リサイクル法が施行され、これらのバイオマスの新しい利用方法が求められています。その1つとしてメタン発酵によりバイオメタン(メタンガス)を生産する方法があげられます。生成したメタンは、メタンガス発電プラントの燃料に用いることができます。
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