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13 章 微生物や動物細胞が生産する薬

6.遺伝子組換え動物培養細胞によるバイオ医薬品-1
【解説】
 ヒトなど動物のタンパク質は、大腸菌をはじめとする微生物由来のタンパク質と異なり糖鎖の付加など修飾を受けていることが多く、その修飾は薬効や体内での安定性に重要な役割をはたしています。そこで、医薬品となるタンパク質を、遺伝子工学技術を用いて生産する場合は、宿主として大腸菌などの微生物を用いるよりも、動物の培養細胞が選択されます。遺伝子導入した動物細胞から高生産性の細胞株を分離するとともに、導入した遺伝子の安定性やウイルス生産のチェックなどが行われ、実際の生産に用いられるセルバンクが作製されます。

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