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12 章 特定保健用食品・機能性食品
2.食品の機能と機能性食品
【解説】
これまで、食品を摂ったときの体に対する働きとしては、食品中の栄養素が生命維持に果たす機能、すなわち「栄養になる(栄養機能)」と、食品が生体感覚、すなわち味覚や嗅覚に訴える機能、「おいしい(感覚機能)」の2つの働きがあることがよく知られていました。しかし最近、食品にはこの2つの機能に加えて、もう1つの機能があることが明らかになってきました。それは、食品の中に含まれている有害物質を中和したり解毒する作用や、人のいろいろな体調調節機能、いわば人の生命活動そのものを調節する機能です。「機能性食品」とは、この第三の機能をもった食品のことをいいます。
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