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6 章 微生物の生活環と有用微生物
2.微生物の培養法
【解説】
微生物の研究や利用には、目的の微生物だけを特別な培地(培養基)で純粋培養する必要があります。微生物の種類や研究・利用目的に応じて、適切な培養器具、培地(固体・液体培地、天然・合成培地)と培養条件(温度、量、時間、空気の有無など)を選択します。培地や器具は前もって完全に滅菌しておき、目的の微生物だけを増殖させます。
自然界から培養可能な微生物はわずか「1%前後」と考えられ、残りの大部分は増殖しづらい「難培養微生物」と呼ばれています。非常に過酷で特殊な培養条件を好む「極限環境微生物」もいます。
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