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7章 植物の生活環
4.休眠性の利用
【解説】
植物は種子の状態で長い年月、死なずに生き続けることができます。この休眠性はABAというホルモンによって制御されています。このような植物種子の性質(休眠性)は、作物としての利用を可能にしています。 発芽することにより、種子に貯えられた養分は分解され、生長に利用されます。ビール発酵では麦芽におけるデンプン糖化の過程を利用しています。一方、穂発芽は収穫を妨げるばかりか、種子の性質を変え、パンなどの製造に悪い影響を及ぼします。
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