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AIと学術出版

昨今、AI(artificial intelligence)という言葉をきかない日はなくなるほど、急速に私たちの日常生活にAIは入り込んできました。もちろんサイエンスの世界ではより急速にAIは浸透しています。ChatGPTに科学研究におけるAIの現状について問うと「AIは現在、科学研究のさまざまな分野で革新をもたらしています。まず、データ解析と予測において、AIは膨大なデータを迅速に解析し、重要なパターンを抽出しています。例えば、ゲノム解析や気候変動予測、薬剤の設計などで活用され、新薬や新素材の発見を加速させています。次に、AIは実験設計とシミュレーションにも利用されています。AIは効率的に実験計画を最適化し、分子シミュレーションを通じて新しい薬剤候補や材料を提案します。また、論文執筆支援や査読補助の分野でも活躍しています。AIは文献検索や要約、データ分析を手助けし、研究者の作業効率を向上させています。」と出てきました。AIの活用は今後の科学の発展に欠くことのできないものであるとともに、倫理やブラックボックス化など解決すべき課題もあります。同様にAIの学術出版での利用についても利点と課題が浮かび上がってきており、BBBの出版を委託しているOxford University Press Matthew Lane氏から学術出版におけるAIの現状についてお話していただきます。

協賛Oxford University Press

主催 (公社)日本農芸化学会英文誌編集委員会
協賛 Oxford University Press
世話人 木岡 紀幸
日時 2025年35日(水)12:00~12:50
会場 札幌コンベンションセンター  会場:F(204, 2F)
プログラム 12:00~12:05
  • 開会の挨拶
    木岡 紀幸(英文誌編集委員会委員長)
12:05~12:50
  • 講演
    「AIと学術出版」
    Matthew Lane(Senior Editor, Oxford University Press)
    2022年、突然公開されたChatGPTの登場により、AIが生活のあらゆる側面に影響を及ぼす時代を迎えました。研究活動はもちろん、学術出版も様々な形でその影響を受けています。論文の執筆や出版にあたりAIツールを利用する著者が増え、そのツールが進化する中、出版業界はその対応に追われている状況です。この発表では出版社の視点からAIがもたらすチャンスや課題、または懸念点について説明します。
    「BBBの“良さ”」
    木岡 紀幸(英文誌編集委員会委員長)

※BBBは本会英文誌「Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry」の略称です。