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Bioscience, Biotechnology, and Biochemistryのこれまでの100年と現在、未来

英文誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry(BBB)は、1924年にBulletin of the Agricultural Chemical Society of Japanとして第1巻が発行され、今年、日本農芸化学会と同じく100周年を迎えました。雑誌の名称は、その後Agricultural and Biological Chemistryを経て1992年から現在の名称となっています。この間、農芸化学領域という幅広い研究領域での質の高い論文を掲載し続けてきました。一方で、現在BBBを取り巻く環境は劇的に変化しつつあります。多数のジャーナル(特に商業誌)の新規出版、オープンアクセス化、Paper millsの横行、購読料や掲載公開料の高騰といった変化の中で、BBBは世界に向けた学会員の情報発信の場として、また学会員に有益な情報を提供する場として、さらに発展を目指しています。

本セミナーでは編集委員長の木岡から現在BBBが取り組んでいることおよびBBBで出版することの“良さ”について紹介します。また現在BBBの出版を委託しているOxford University Pressの Matthew Lane氏からRead & PublishとOpen Accessの展望について話していただきます。

主催 (公社)日本農芸化学会英文誌編集委員会
協賛 Oxford University Press
世話人 木岡 紀幸、橋本 渉
日時 2024年3月26日(火)12:30~13:20
会場 C1会場(東京農業大学 1号館3階331)
プログラム 12:30~12:35
  • 開会の挨拶
    木岡 紀幸(英文誌編集委員会委員長)
12:35~13:15
  • 講演
    「100年前と現在のBBB:BBBで出版することの“良さ”」
    木岡紀幸(英文誌編集委員会委員長)

    「Read & PublishとOpen Accessの展望」
    Matthew Lane(Senior Editor, Oxford University Press)

学術研究のOpen Access出版という概念は一般的に、2002年のBudapest Open Access Initiativeで確立されたと考えられています。5年程前まではOpen AccessジャーナルやOpen Access出版は緩やかではありますが、着実に成長してきたと言えます。しかし、この数年間はパンデミックの影響や助成機関の主導により、急速に成長し始めています。この発表では出版社の視点からOpen Access出版の最近の動向について、特にRead & Publish契約がOpen Accessの加速・促進に果たす役割について説明します。

13:15~13:20
  • 閉会の挨拶
    橋本 渉(編集担当理事)

※BBBは本会英文誌「Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry」の略称です。