準備中です。詳細が決まり次第掲載いたします。

最終更新日:2025.01.17

概要

2025年度産学官学術交流フォーラムにおいては、農芸化学企画賞受賞者による受賞・中間・最終報告に加え、「農芸化学が拓く希望の食卓」と題した講演会を企画しました。人間と環境の相互作用を理解し持続可能で健康な地球と人のあり方を創出するという「プラネタリーヘルス」という概念から、実例としてフードロス削減技術や持続可能な食料供給技術、疾患や体質によらず同じ食卓を囲める技術、災害時の食と健康の確保についてなど、所属や分野を超えた最新の取り組みをご紹介いただきます。

地球環境や健康に配慮した持続的な未来の食卓の実現に向けて、現状の確認や問題意識の共有、ひいては農芸化学分野から何ができるかを探求するきっかけの場としたいと願っております。

第一部では、第20回から第22回「農芸化学企画賞」受賞者による報告会を行います。

第二部では、環境や健康に配慮した持続的な未来の食卓に関しユニークかつ最先端の取り組みをされている6名の講師を招待し、その取り組みについてご講演いだきます。

日本農芸化学会2025年度大会(札幌)参加登録者以外も参加可能ですので、奮ってご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

日時 2025年3月6日(木)13:00~18:00(大会3日目)
会場 札幌コンベンションセンター A会場(特別会議場、1階)
主催 日本農芸化学会「産学官学術交流委員会」
企画 日本農芸化学会「産学官学術交流委員会」「産学官若手交流会(さんわか)」
参加費 無料
ポスター
2025年度産学官学術交流フォーラム ポスター(PDF)
プログラム 第一部 : 「農芸化学企画賞受賞者報告会」(13:00~14:25)
13:00 ~13:05 開会の挨拶

<第22回受賞者による受賞企画報告>
13:05~13:10
「植物代謝物が触媒する光依存的二重結合異性化メカニズムの解明と応用」
瀬戸 義哉氏(明治大学農学部)
13:10~13:15
「近接依存性標識法を基盤とする細胞選択的な集密分子修飾と応用」
田中 知成氏(京都工芸繊維大学繊維学系)
13:15~13:20
「AIを用いた次世代創農薬」
村瀬 浩司氏(横浜市立大学生命ナノシステム研究科)

<第21回受賞者による中間報告>
13:20~13:30
「減算的菌叢改変技術を活用した次世代プロバイオティクスシード微生物の発掘」
岡野 憲司氏(関西大化学生命工)
13:30~13:40
「糖鎖を標的とした新興感染症治療薬リードの開発」
中川 優氏(名古屋大糖鎖生命コア研究所)

<第20回受賞者による最終報告>
13:40~13:55
「翻訳を促進する新生ペプチドの探索とタンパク質生産への産業応用」
加藤 晃代氏(名古屋大学大学院生命農学研究科)
13:55~14:10
「産業応用を目指した肝臓オルガノイドの新規培養技術開発とヒト肝臓生理機能の解明」
高橋 裕氏(東京大学大学院農学生命科学研究科)
14:10~14:25
「ネコのマタタビ反応の研究から着想した蚊の忌避剤の開発」
西川 俊夫氏(名古屋大学大学院生命農学研究科)

第二部: 講演会「農芸化学が拓く希望の食卓」(14:40~18:00)

14:40~14:45
趣旨説明
14:45~15:15
「東京大学ゲートウェイキャンパス:プラネタリーヘルスを目指した新しい産学協創の形」
五十嵐 圭日子氏(東京大学大学院農学生命科学研究科)
15:15~15:45
「植物活性イノベーションで実現する「世界の食卓の未来」、「新しい農業の未来」」
上籔 寛士氏(アサヒバイオサイクル株式会社 サステナビリティ事業本部)
15:45~16:15
「大学との共同開発技術の社会実装~“エレキソルト”開発と減塩推進の取り組み~」
佐藤 愛氏(キリンホールディングス株式会社 ヘルスサイエンス事業部)
16:15~16:25
(休憩)
16:25~16:55
「ゲノム編集生物の社会実装―低アレルゲン鶏卵開発からの考察―」
堀内 浩幸氏(広島大学大学院統合生命科学研究科)
16:55~17:25
「特殊ミルク供給事業と私たちの取り組み」
〇津田 宗哉氏(森永乳業株式会社 健康栄養科学研究所)
井田 博幸氏(代謝異常児等特殊ミルク供給事業 安全開発委員会)
17:25~17:55
「個別栄養最適食「AI食」で未来のウェルビーイングを実現」
小山 正浩氏(株式会社ウェルナス)

17:55~18:00 閉会の挨拶
要旨集 要旨集(PDF)
※要旨集はパスワードを設定しております。ご参加者様には当日会場にてパスワードをご案内いたします。