シンポジウム
大会シンポジウム
日本農芸化学会2011年度(平成23年度)大会のシンポジウムは会員の皆様の公募により構成しました。募集にあたっては、農芸化学分野の領域横断と国際化を今年度のシンポジウムテーマに掲げました。化学と生物誌(48巻5号~7号)を通じて積極的に課題を募集し(7月10日締切)、最終的に以下の26課題を採択しました。シンポジウムのうち12課題には本会国際交流費の支援による近隣アジア諸国からの講演を含む予定です。
シンポジウムの課題と世話人は以下の通りです。なお、シンポジウム講演の一般公募はいたしません。
番号 | タイトル、世話人(所属) |
---|---|
3月28日(月)午前の部 9:00~12:00、13課題 | |
4SY01 | 食糧・環境問題に資する有用タンパク質の構造機能解析 世話人:清水昌(京都学園大)、片岡道彦(大阪府大)、田之倉優(東大) |
4SY02* | 亜鉛タンパク質をキーワードにした異分野交流 -反応論からその生理作用まで- 世話人:井上國世(京大)、Sung-Kwon Moon(Chungju National Univ.)、神戸大朋(京大) |
4SY03 | メタボローム解析技術を応用した農芸化学横断的研究の展開 世話人:河田照雄(京大),田中良和(サントリー),松村康生(京大) |
4SY04 | 原核・真核微生物の多様な「かたち」と「かたち」作りのメカニズム 世話人:堀内裕之(東大)、有岡学(東大)、丸山潤一(東大) |
4SY05* | 核酸を標的とする微生物酵素の化学 -多様な分子機構の解明から応用への展開- 世話人:喜多恵子(京大)、石野良純(九大) |
4SY06* | 炭素固定機構の分子基盤と産業応用への可能性を探る 世話人:石井正治(東大)、安枝寿(味の素)、阪井康能(京大) |
4SY07* | 標的分子への結合から解き明かされる食品因子の新たな生理機能性 世話人:村上明(京大)、立花宏文(九大) |
4SY08 | ビフィズス因子からプレバイオティクスへ – 新たな研究の展開 世話人:酒井謙二(九大)、北岡本光(食総研) |
4SY09* | デザインドバイオマスによる次世代のバイオ燃料およびグリーンケミカル生産 世話人:園元謙二(九大)、田代幸寛(西南女学院大) |
4SY10* | 緑の地球を守る低炭素技術 -バイオマスの高度利用と酵素進化に基づくプラスチック合成と分解 世話人:河合富佐子(京都工繊大)、田口精一(北大) |
4SY11 | エピゲノムから見た微生物・動物・植物の環境対応とその応用ポテンシャル 世話人:加藤茂明(東大)、原田昌彦(東北大) |
4SY12* | Plant Stress and Biotechnology Perspective 世話人:椎名隆(京都府大)、三宅親弘(神戸大)、三浦謙治(筑波大) |
4SY13 | 脂質を起点とする生命原理のエッジ 世話人:松田一彦(近畿大)、松井健二(山口大)、高林純示(京大)、山根久和(東大) |
3月28日(月)午後の部 14:00~17:00、13課題 | |
4SY14 | “ひらひら”した不定形の領域を介する蛋白相互作用:医薬、農薬の新たな探索標的 世話人:中野洋文(北里大)、木岡紀幸(京大)、小路弘行(プリズムバイオラボ) |
4SY15* | タンパク質工学による耐熱化酵素創製の新しい戦略 世話人:保川清(京大)、藤原伸介(関西学院大) |
4SY16 | 遺伝子動態解析技術の進歩と発現制御 世話人:奥村克純(三重大)、増田誠司(京大) |
4SY17 | 水平伝播、組み換えによる微生物ゲノムの多様化:環境因子による選択 世話人:板谷光泰(慶応大)、野尻秀昭(東大)、西田洋巳(東大) |
4SY18* | 太陽光を利活用する南向きなグリーンイノベーション -熱帯性バイオマス樹木の先端研究と海外展開- 世話人:明石欣也(奈良先端大)、菊地淳(理研PSC) |
4SY19 | Geomicrobiology(地球微生物学)と環境バイオテクノロジー 世話人:黒田章夫(広島大)、森川正章(北大) |
4SY20 | 世代を跨ぐ栄養学-妊娠・授乳中の母親の栄養管理の重要性- 世話人:米谷俊(江崎グリコ)、成田宏史(京女大) |
4SY21 | 抗真菌薬開発研究のupdate 世話人:田辺公一(国立感染研)、秦真人(第一三共) |
4SY22* | ゲノムからアプローチした微生物代謝工学 世話人:川向誠(島根大)、池田正人(信州大)、三沢典彦(石川県立大) |
4SY23 | 微生物酵素・代謝の最先端研究を担うサイエンティストからの視点:分子メカニズムから進化まで 世話人:小林達彦(筑波大)、西山真(東大) |
4SY24* | 微生物・植物における一酸化窒素(NO)研究の新展開:生成機構と生理機能への理解から応用まで 世話人:高木博史(奈良先端大)、高谷直樹(筑波大) |
4SY25* | Plant-derived functional small molecules -From the understanding of biosynthesis toward the application- 世話人:矢崎一史(京大)、村中俊哉(阪大) |
4SY26 | 昆虫科学研究の最前線―節足動物にみる生存戦略の化学― 世話人:永田晋治(東大)、森直樹(京大) |
*国際交流費による招聘支援シンポジウム
ランチョンシンポジウム
JABEEランチョンシンポジウム / JSTランチョンシンポジウム
JABEEランチョンシンポジウム | |
---|---|
主催 | 日本農芸化学会JABEE対応委員会主催 |
課題名 | 「農芸化学分野におけるキャリア教育」 |
日程 | 3月27日(日)12:30~13:40 |
場所 | 京都女子大学 Q校舎 3階 301 ※会場名なし |
世話人 氏名・所属 |
江坂 宗春(広島大学大学院生物圏科学研究科、JABEE対応委員会委員長) 太田 明徳(東京大学大学院農学生命科学研究科、日本農芸化学会副会長、JABEE対応委員) 金沢 和樹(神戸大学大学院農学研究科、JABEE対応委員) |
開催趣旨 | 近年、人材育成の観点から、大学・大学院教育のあり方が問われている。特に、大学・大学院教育におけるキャリア教育の重要性が叫ばれ、大学の設置基準にも、大学における社会的・職業的自立に関する指導等(キャリアガイダンス)が盛り込まれ、明確化された。 JABEEでも、デザイン能力、キャリアデザインについての問題点が指摘されており、今後の課題となっている。本シンポジウムでは、農芸化学分野の技術者・研究者養成教育を、特に、キャリア教育に焦点をあてながら、今後どのように展開すべきかを議論したい。 |
プログラム | (12:30 ~12:40) 3LS01-1 「はじめに -JABEEとキャリア教育-」 江坂宗春 (広島大学院生物圏科学研究科、日本農芸化学会JABEE対応委員長) (12:40~13:00) 3LS01-2 「バイオベンチャーに挑む」 (座長:金沢 和樹 神戸大学院農学研究科) 金 武祚 (ファーマフーズ株式会社 社長) (13:00~13:20) 3LS01-3 「バイオ系産業人材の育成とキャリアデベロップメント」 (座長:浅野 行蔵 北海道大学院農学研究院) 丸 幸弘 (株式会社リバネス 社長) (13:20~13:40) 3LS01-4 「イノベーション創出人材の養成 -農工大の取組から-」 (座長:大島 敏久 九州大学院農学研究院) 西河 淳 (東京農工大学 アグロイノベーション高度人材養成センター長) 「おわりに」 太田明徳 東京大学院農学生命科学研究科(日本農芸化学会 副会長) |
JSTランチョンシンポジウム | |
---|---|
課題名 | 「農芸化学を取り巻く競争的研究費の動向」 |
日時 | 2011年3月28日(月)12時30分~13時20分 |
場所 | 京都女子大学 C32会場(C校舎 3階 305) |
プログラム | 12:30 「はじめに」 植田和光(京都大会実行委員長) 12:35 4LS01-1「グリーン・イノベーション関連施策の動向と施策立案における科学者の役割」 川口 哲(JST) 12:55 4LS01-2「科学研究費補助金制度:制度の理解と充実に向けた私的解説」 甲斐 智恵子(東大医科研) |