第71回 農芸化学会 サイエンスカフェ in 藤沢
概要
日時 | 2014年10月18日(土) 16:00~17:00 |
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場所 | 日本大学生物資源科学部 先端食機能研究センター (神奈川県藤沢市亀井野1866) |
テーマ | 栄養とからだの関係を考えるサイエンスカフェ ~時間栄養学?ベジファースト?時計遺伝子?食べ物と食べ方のサイエンス~ |
講師 | 日本大学生物資源科学部 生命化学科教授 関 泰一郎 氏 |
コーディネーター | 日本大学生物資源科学部 生命化学科教授 熊谷 日登美 氏 |
共催 | 日本大学生物資源科学部 先端食機能研究センター |
内容 | 『食』は私たちが生きていくために不可欠なものであり、『食』がなければ生命を維持することはできません。私たちは、長い人類の歴史の中での経験に基づいて、様々な食に関する知識を整理しつつ健康な食生活を確立し、同時に食文化を築いてきました。 しかしながら、近年、社会構造や経済情勢の変化により、新しいライフスタイルが出現し、さらに、食の多様化により脂質の過剰摂取や野菜の摂取不足、朝食の欠食に代表されるような栄養の偏りや食習慣の崩壊が子どもを含めて問題となっています。このような食をとりまく状況の変化により、肥満や生活習慣病が増加し、逆に過度の痩身等も問題視されています。これらの諸問題は、わが国の活力の低下に繋がる緊急度の高い重要な問題であり、早期の改善、解決が必要です。 現在問題となっている生活習慣病は、単に食べるものの種類、量に加えて、いつ食べるかが大きな鍵となっています。同じカロリーのエサを同一量マウスに与えても、与える時間帯によって、肥満や脂肪肝になる確率は大きく異なります。時計遺伝子を中心とした私たちのからだの中の複雑な代謝機構と『食べ方』、病気の関係について考察し、健康を増進するにはどのようなことが重要なのか考えてみたいと思います。 |
参加費 | 200円(ドリンク代を含む) |
申込方法 | お申し込みはメールにて受付いたします。代表者の氏名,連絡先,参加人数を日本大学先端食機能研究センター(brs.sentan@nihon-u.ac.jp)までご連絡ください。 (締切:平成26年10月11日(土)) |
ポスター
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会場風景
参加者からのご意見・ご感想
- 普段から“なんとなく”実践していた“自分なりの”食べ方のルールは、今日のお話を聞いて、全て理にかなったものだったことが分かり、今日からはそのことを頭で理解・納得しながら実践すれば、更に良い効果を得られるような気がした。普段の生活に直接的に関係のある今回のようなテーマで、今後もサイエンスカフェを開催して欲しい。
- 睡眠時間が短いと太りやすい傾向にあるということだが、代謝との具体的な関係はまだわからないということなので、ぜひ解明できればいいなと思う。
- とても面白くためになった。体内時計の大切さと体内時計の保ち方を知ることができた。またこのような講演会があれば参加したい(食事の仕方を見直したいと思う)
- 肥満がよくないことや、野菜を先に食べると良いことなど、一般に言われていることについて説明して下さりとても勉強になった。
- これからの学問と今日の講義の内容を関連付けて学んでいきたいと思う。時間と栄養について意識しながら生活を考えていきたい。健康について考えて生活するようにしたい。
- サイエンスカフェというイベントに参加して、とても分かりやすく楽しい時間だった。太り過ぎは問題であるが、やせすぎても問題になるということが分かった。このような化学(科学)に対する講座があることにより、多くの人が化学(科学)に対する興味が湧き、良いと思った。