日時 |
2012年4月21日(土) 15:00~16:10 |
場所 |
三省堂書店神保町本店2階 UCC カフェコンフォート |
テーマ |
植物は何をどのように食べるのか? |
講師 |
東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 藤原 徹 氏 |
コーディネーター |
毎日新聞科学環境部 西川 拓 氏 |
共催 |
財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店 |
内容 |
私たちの生活は植物が生み出すものに支えられています。植物はどこにでも生えることができますが、それは私たち人間にはない土にある無機栄養を選んで効率よく吸収する能力があるためです。栄養の吸収にはトランスポーターと呼ばれる膜に埋め込まれたタンパク質が重要な役割を担っています。私たちの研究では栄養を運ぶトランスポーターを見つけ出し、その能力がどのように調節されているのかを調べており、植物が栄養条件に応じて巧みにトランスポーターを使い分けている様子が明らかになっています。また、トランスポーターを用いて植物の栄養吸収をより効率的にすることにも成功しています。植物は時には土壌に存在する有害なカドミウム等を吸収してしまいます。これらに関わるトランスポーターも見いだしています。これまでの私たちの研究を紹介しつつ、将来のより環境に優しく安全な作物生産への展望をお話できればと思っています。 |
参加費 |
500 円(ドリンク代を含む) |
申込方法 |
三省堂サイエンスカフェのページ(こちら)からお申し込みください。 |