日時 |
2011年11月26日(土) 15:00~16:10 |
場所 |
三省堂書店神保町本店2階 UCC カフェコンフォート |
テーマ |
微生物を生産工場とした新しい「ものつくり」 |
講師 |
東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 大西 康夫 氏 |
コーディネーター |
毎日新聞科学環境部 西川 拓 氏 |
共催 |
財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店 |
内容 |
微生物と聞くと、病原菌や風呂場のカビなどマイナスイメージを連想する方がいるかもしれません。一方、「暮らしに役立つ微生物」について知っている方も多いでしょう。日本酒・ビール・ワインはもちろんのこと、さまざまな発酵食品は微生物なくしては作れません。抗生物質をはじめとしたさまざまなクスリを作る微生物もいますし、下水処理場で大活躍しているのも微生物です。我々は微生物の存在を認識する遥か前から、その力を利用してきたわけですが、近年、省資源・省エネルギー技術の1つとして、「微生物の力」が脚光を浴びています。新しい微生物利用技術が世界中で模索されていますが、本講演では将来期待される技術の1つとして、微生物を生産工場とした新しい「ものつくり」について紹介します。遺伝子組換えによって医薬品や高分子原料などを作る「微生物工場」を自由にデザインすることが可能になりつつありますが、小さな微生物に秘められた大きな可能性について、お話しさせていただきたいと思っています。 |
参加費 |
500 円(ドリンク代を含む) |