第38回 農芸化学会 サイエンスカフェ[サイエンスビアホール]
概要
日時 | 2011年10月22日(土) 15:00~17:00 |
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場所 | キリンビール名古屋工場(愛知県清須市寺野花笠100) |
テーマ | サイエンスビアホール – ビールとサイエンスを楽しみませんか? 「美味しいビールの作り方と健康の科学」 |
講師 | (1)キリンビール名古屋工場品質保証担当 部長 小山内 英一 氏 (2)名古屋大学大学院生命農学研究科 教授 下村 吉治 氏 |
コーディネーター | 名古屋大学大学院生命農学研究科 教授 牧 正敏 氏 |
共催 | 日本農芸化学会中部支部、キリンビール名古屋工場、財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会 |
内容 | (1)「工場技術員によるビール醸造学」 仕込工程と発酵工程で発酵液ができるまでの変化を化学的な現象として説明します。 (2)「肥満予防のための食べ方と運動法」 現在の飽食の時代において、太ることを抑制するためにかなり大きな努力を必要とする人が多いようです。しかしながら、その一方でほとんど何の努力もしない で痩身を維持している人もいます。この体質の違いは何処にあるのかが少しずつ明らかになってきました。人や動物は、食事を取ることによりエネルギー代謝が 高まり、熱としてエネルギーを放散します。このエネルギー代謝の増大は「食事誘発性体熱産生」と呼ばれ、一種のエネルギーの無駄使いのようですが、肥満防 止に役立っているようです。太りやすい人または肥満体の人では、この熱産生が低いことが明らかにされました。ここでは、この熱産生を増大する食べ方につい て解説します。さらに、運動は肥満防止の有効な手段であることは誰もが認めるところですが、どれくらいの効果があるのかはあまりよく知られていません。そ こで、肥満対策における運動効果について説明し、運動を継続するための方法についても言及します。 |
参加費 | 1,000 円 (ビール1杯とつまみ込み) |
申込方法 | こちら(日本農芸化学会中部支部サイト)から事前登録をしてください。(先着40 名) http://www3.agr.nagoya-u.ac.jp/yoyaku/view/1 |
会場風景
参加者の声
- 私はビールが大好きで、日頃からよく口にする機会が多く、生産工場で作りたてのビールを試飲できたことは非常に貴重な経験となりました。ビール工場見学を通して、ビールがどのように製造されているのかを知ることで新たなビールの楽しみ方を見出せた気がします。
- 講演内容、ビール、おつまみすべて満足でした。このような機会はたいへん楽しく勉強できるいい企画だと思いました。もう少し宣伝をしたら人も集まると思います。
- 実際にビール作りに携わるプロから、製法や原料が最終製品の品質にどのように反映されていくのか、かなり踏み込んでお話しして頂き、大変勉強になりました。また、下村先生からは生活習慣病と食事について、初心者でも分かりやすい、これからの日々に活かしていける大変ためになるお話をして頂きました。美味しいビールとおつまみまで頂いて、とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。