概要

日時 2023年5月27日(土)13:30~15:00
場所 宮崎大学 地域デザイン棟(宮崎市学園木花台西1-1 木花キャンパス内)
テーマ 暮らしを支える×暮らしを彩る“結晶学”
~チョコレートから抗ウイルス薬まで、美しいだけじゃない、ここに結晶ありき~
講師 和田 啓 氏(宮崎大学医学部)
コーディネーター 稲葉 靖子 氏(宮崎大学農学部、日本学術会議農芸化学分科会委員)
内容 「結晶」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
幾何学模様の雪の美しい結晶、教科書でみたミョウバンの結晶、はたまた輝く宝石を連想する方もいるかもしれません。
 今回のサイエンスカフェでは、皆さんの生活に深く関わる「結晶」のお話をします。例えば、チョコレート、化粧品、太陽光パネル、そして最近よく聞く抗ウイルス薬などは、「結晶」と密接な関係があります。これらの「モノ」たちの誕生に、「結晶」がどのように関わってきたのかを、わかりやすく解説します。皆さんを、「結晶」のミクロの世界にご招待して、身近に潜むサイエンスを一緒に楽しんでみたいと思います。
参加費 100円(当日のお茶代として)
定員 30名(事前申し込み制)
参加申込 サイエンスカフェ申し込みサイトはこちら
4月25日(火) 12:00(正午)から5月25日(木)12:00(正午)まで申し込み可能
問合せ先・連絡担当者 稲葉 靖子(宮崎大学農学部准教授)
E-mail:ykoina●cc.miyazaki-u.ac.jp(●を@に置き換えてください)

【ご参加のみなさまへ、感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
コロナウイルス感染症が第5類に移行しましたが、宮崎での直近の状況次第で、何らかの感染症予防或いは防止対策をお願いすることがあります。

ポスター

サイエンスカフェ in 宮崎のポスター画像 サイエンスカフェ in 宮崎のポスター画像

会場風景

会場風景写真1 会場風景写真2

会場風景写真3 会場風景写真4

報告

最初に、日本農芸化学会および日本学術会議の活動について、稲葉より紹介を行いました。

続いて、和田先生より「暮らしを支える✕暮らしを彩る“結晶学”」のテーマで、チョコレート、太陽光パネル、抗ウイルス薬など、生活に深く関わる「結晶」の話を、分かりやすく解説していただきました。その中で、チョコレートは、テンパリングという温度を変化させる行程を経て結晶の状態になると口当たりの良い滑らかなチョコレートになるという話があり、当日の会場では、テンパリングにより作成されたチョコレートと、それらのチョコレートを一旦融解してからテンパリングせずに固めたチョコレートを参加者の方に口にしてもらうことで、結晶の奥深さを体験していただきました。

当日は、小学6年生から60代の方まで幅広い世代の方(合計22名)にご参加頂き、終始和やかな雰囲気で行われました。宮崎は、学術的な取り組みに対して理解が得られにくい場所と言われておりますので、開催にあたり不安もありましたが、参加者からは、是非また開催してほしいという声も寄せられました。また、アンケート結果から、概ね満足度の高いサイエンスカフェとなったことが分かりました。

参加者:22名