【2023/01/22(日)開催】第146回サイエンスカフェ in 京都
概要
日時 | 2023年1月22日(日)14:00〜16:00 |
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場所 | 建仁寺塔頭「禅居庵(ぜんきょあん)」 |
テーマ | サソリの毒が、未来の農業を救う!? |
講師 | 宮下 正弘(京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻) |
コーディネーター | 高橋マキ(京都カラスマ大学)、由里本博也(京都大学農学研究科) |
内容 | 「サソリって、怖いイメージありませんか」 あります、あります。ハサミ持ってるし尻尾の先には毒針があるし。 「でもね。僕たち人間にとっては、 その『毒』がとても魅力的なんです」 ニコニコと、その魅力を語ってくださるのは、京都大学でサソリの毒を研究する、宮下正弘先生。昨年夏、NHKの「サイエンスZERO」で先生を見た方もいらっしゃるでしょうか。サソリの他にも 毒ヘビ、毒グモ、そしてフグ、、、「毒」を使う動物は、地球上に20万種以上いるといいます。その理由は、敵から身を守るため、獲物を捕えるため。そういえば、動物だけでなく、植物、菌類、そして鉱物などにも、この世界にはたくさんの毒がありますよね。 「中でもサソリの毒は、花形なんですよ」 うーむ、そのココロは、いかに?授業のあとは、私たちも 「花形」の魅力に夢中になれるでしょうか。自然界を生き抜くために、進化の過程で 気の遠くなるような長い年月をかけて サソリの身体に備わった、毒。その毒が、薬となって、私たち人間の未来の暮らしをよりよくするってホント?ちょっと怖いけど、だからこそ知りたい。毒の可能性の扉の向こうを、 私たちも一緒にのぞいてみましょう! |
参加費 | 無料 |
定員 | 20人(申込先着制) |
参加申込 | https://www.karasumauniv.net/service-page/20230122-sciencecafe |
問合せ先・連絡担当者 | 京都カラスマ大学 E-mail:karasumauniv.net●gmail.com(●を@に置き換えてください) |
【ご参加のみなさまへ、感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
新型コロナウイルス感染症の発生に関し、京都カラスマ大学では行政機関等から示される情報やガイドラインに基づき、感染拡大の防止に細心の注意を払い、換気、スタッフのマスク着用などの防止策を行なった上で講座を実施します。参加者のみなさまも、手洗いやマスクの準備など感染症防止策にご協力ください。
■来場前に発熱や咳、全身痛等の症状がある場合は、ご来場をお控えください。
■会場では、マスクのご着用をお願いします。
■手洗い、消毒用アルコール使用の励行をお願いします。
会場風景
報告
建仁寺塔頭のひとつ「禅居庵」にて、一般には非公開の庭園を背景に、感染拡大防止策を十分に執った上で、対面形式で開催しました。冒頭、日本農芸化学会とサイエンスカフェの活動紹介の後、宮下先生より「サソリの毒が、未来の農業を救う!?」と題して講演して頂きました。様々な生物がつくる毒について身近な例を交えて紹介された後、今回の主役であるサソリ毒について、最新の研究内容から農業での利用などの将来展望まで、とてもわかりやすく解説して頂きました。コーディネーターの京都カラスマ大学の皆様には終始和やかな雰囲気で進行して頂き、好奇心旺盛な小学生も含めた幅広い年齢層の参加者からは、講演中からも活発な質疑応答があり、大変盛り上がったサイエンスカフェを開催することができました。
参加者:21名