【2022/10/2(日)開催】第141回サイエンスカフェ in 高知
概要
日時 | 2022年10月2日(日)13:40~15:50 |
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場所 | 高知県立県民文化ホール 第6多目的室(高知市本町4丁目3ー3) |
テーマ | 土佐の食材とSDGs |
講師 | 「土佐の食材の健康機能を農芸化学で解き明かす」 島村 智子 氏(高知大学教育研究部総合科学系生命環境医学部門) 「SDGsに貢献する家畜保全学のお話」 松川 和嗣 氏(高知大学教育研究部総合科学系生命環境医学部門) |
挨拶 | 稲垣 賢二 氏(岡山大学学術研究院環境生命科学学域 特任教授、日本学術会議 連携会員 農芸化学分科会 副委員長) |
コーディネーター | 村松 久司 氏(高知大学教育研究部総合科学系生命環境医学部門) |
主催 | 日本農芸化学会 |
共催 | 日本学術会議農芸化学分科会 |
内容 | サイエンスカフェ in 高知では「高知県産食材が持つ健康機能の解明」と「褐毛和種高知系(土佐あかうし)の保全」に挑戦する二人の先生方にこれまでの研究成果を解りやすく解説していただきます。講演の後にはフリーディスカッションの時間もありますので、食品の健康機能や家畜の保全について自由にご討論ください。
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参加費 | 一般500円(高校生・大学生200円) |
定員 | 25名程度(高校生以上対象、事前申込制・先着順) ※定員に達し次第締め切りますのでご了承下さい。 |
参加申込 | 参加申込はこちらからお申し込みください。 |
問合せ先 | 村松 久司(高知大学教育研究部総合科学系生命環境医学部門) |
【ご参加のみなさまへ、感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
新型コロナウイルス感染症の発生に関し、行政機関等から示される情報やガイドラインに基づき、感染拡大の防止に細心の注意を払い、換気、スタッフのマスク着用などの防止策を行なった上で講座を実施します。参加者のみなさまも、手洗いやマスクの準備など感染症防止策にご協力ください。
■来場前に発熱や咳、全身痛等の症状がある場合は、ご来場をお控えください。
■会場では、マスクのご着用をお願いします。
■手洗い、消毒用アルコール使用の励行をお願いします。
報告
高知県立県民文化ホール・第6多目的室を会場とし、感染拡大防止策を十分に執った上で対面形式にて開催した。冒頭、コーディネーターの村松から日本農芸化学会とサイエンスカフェについての紹介の後、日本学術会議連携会員の稲垣賢二氏から日本学術会議とその活動の紹介を兼ねて共催の挨拶がなされた。次に、講師の島村智子氏より「土佐の食材の健康機能を農芸化学で解き明かす」と題して、高知県大豊町で生産される碁石茶の紹介、分析機器を用いた碁石茶の味の数値化、碁石茶の生体調節機能とその関与成分について、自身の研究成果の解説があった。休憩をはさんで、松川和嗣氏より「SDGsに貢献する家畜保全学のお話」と題して、高知独自に改良された土佐あかうしの紹介、土佐あかうしに対する柚果皮給餌による肉質改善効果、生殖細胞のフリーズドライ技術など、最新の研究成果の紹介があった。2題の講演の後、講師と参加者でフリーディスカッションをした。
幅広い年齢層の参加があり、特に高校生の参加者が全体の半数以上を占め、これから進路を決める学生を含めて様々な年代の参加者に農芸化学や農学を知っていただく機会になった。参加者は最後まで興味深く講演を聞き、フリーディスカッションでは講師と活発な意見交換がなされた。感染防止の為、講師の説明を聞きながらの試飲・試食ができなかったのは残念だったが、参加者には講演内容に関連した試食品(碁石茶と土佐あかうしカレー)を持ち帰って頂いた。
参加者:24名