【2021/12/5(日)開催】第136回サイエンスカフェ in 福島
概要
日時 | 2021年12月5日(日)14:00~16:00 |
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場所 | コラッセふくしま |
テーマ | リケ女と科学を語ろう-あんぽ柿の美味しさと健康への秘密・研究の楽しさも語ります- |
講師 | 鹿野 仁美 氏(福島大学 農学群食農学類 研究員) |
コーディネーター | 平 修 氏(福島大学 農学群食農学類 教授) |
主催 | 日本農芸化学会 |
共催 | 日本学術会議農芸化学分科会 |
内容 | 【基調講演】 福島県特産のあんぽ柿(干し柿)は、美味しいことで有名です。震災以降、出荷制限がかかっていたり、原発事故による風評被害もまだ残っています。美味しいだけでなく、健康にも良い影響を与えると知ったらどうでしょうか?食べたくなりませんか?私は、あんぽ柿にはビタミン類が多く含まれることをイメージング質量分析という方法で「目で見える」ように研究しました。あんぽ柿になることで、ビタミンA1、B1、B6がどこでどのくらい増えているのかを紹介します。さらに、研究は楽しい!ということもお話したいと思います。 【科学実験をしよう!】
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参加費 | 500円(福島大付属農場栽培の新米1kgをプレゼント)、オンライン参加は無料 |
定員 | 50名程度(現地) |
参加申込 | 参加申し込みフォーム ※ポスター掲載のQRコードからもアクセス可能です。 |
問合せ先 | 平 修(福島大学 農学群食農学類 教授) Tel:024-503-3802 |
【ご参加のみなさまへ、感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
新型コロナウイルス感染症の発生に関し、会場となるコラッセふくしまが示している来館時のお願いと対策等に基づき、感染拡大の防止に細心の注意を払い、換気、スタッフの手指消毒、マスク着用などの防止策を行なった上で講座を実施します。参加者のみなさまも、来館の際にはマスクの着用、手指のアルコール消毒など感染症防止策にご協力ください。
■来場前に発熱や咳、全身痛等の症状がある場合は、ご来場をお控えください。
■会場では、マスクのご着用をお願いします。
■消毒用アルコールによる手指の消毒をお願いします。
ポスター
会場風景
報告
本カフェでは、新型コロナ禍の状況を鑑み、会場の参加人数をキャパシティーの50%以下となるように限定し(最大50名)、参加者間のマスク着用、手指消毒の徹底の下、リモート(Zoom)と会場とのハイブリッド形式で開催された。
冒頭、世話人の平がサイエンスカフェの趣旨(一般的な講演会とは異なり、カフェのような雰囲気の中で、気軽に科学と普段の生活が密接に関係していることを感じてもらい、双方向での意見交換ができるような場の提供)を説明し、その後日本農芸化学会東北支部参与の杉森が当日のプログラムについて紹介し、日本学術会議連携会員の山下が日本学術会議とその活動の紹介を兼ねて共催のあいさつを10分程度行った。
鹿野氏の講演では、あんぽ柿の美味しさと健康への秘密と題して、渋柿があんぽ柿へ加工される過程でビタミン群の局在や相対的な量が変化していく様子をイメージング質量分析データで視覚的に紹介し、そこから推察される健康への効果について分かりやすく解説した。休憩をはさみ後半は、福島大生による科学実験教室を行った。酵母じゃないよ、酵素だよ!~パネェっす酵素~、色素とpH(紫キャベツ)、ややこしいヤジロベー、リケ女と語ろうの4つのブースに分かれ、参加者が順次参加した。その後、時間通りに閉会となり、カフェが終了した。
参加者:43名(リモート含む)