第16回 農芸化学会 サイエンスカフェ
ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。
概要
日時 | 2008年12月3日(土) 午後3時から4時10分まで |
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場所 | 京都駅ビル専門店街 The CUBE B1階 京漬物味わい処「西利」 |
テーマ | 「健康をまもるABCタンパク質」 |
講師 | 京都大学大学院 農学研究科応用生命科学専攻 教授 植田和光氏 |
講師略歴 | 1978年 京都大学農学部農芸化学科卒業 1982年 京都大学農学部農芸化学科助手 1985年~1987年 米国国立癌研究所へ博士研究員として留学 1999年 京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻助教授 2003年 同 教授 2007年 京都大学物質‐細胞統合システム拠点教授 (農学部教授との両任) |
コーディネーター | 京都大学 物質-細胞統合システム拠点 特定研究員 歌人 永田 紅氏 |
共催 | 財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店 |
内容 | 私たちのからだは、約60兆個の細胞からできています。 すべての細胞は“膜”で囲まれています。私たちが食事をし、排泄するように、細胞は、いるものを膜の中に取り込み、いらないものを膜の外に出します。それらをより分けているのが、膜に浮かぶ運び屋であるABCタンパク質たちです。 ABCタンパク質は、食べものに含まれる有害物質を体外へ運び出します。また、コレステロールを運び出すABCタンパク質が壊れると、細胞は油を必要以上に溜め込んでしまい、動脈硬化などの病気の原因となります。 今回のサイエンスカフェでは、膜に浮かぶ運び屋「ABCタンパク質」の話を中心に、健康をまもるための“しくみ”を考えます。 |