「若手が考える農芸化学の産学官連携」第三期活動報告 (第6回勉強会)
若手が考える農芸化学の産学官連携 ~産学官若手交流会 第三期活動報告~
日本農芸化学会産学官若手交流会
これまで、第一期、および、第ニ期若手交流会において実施された50~200名の参加者による勉強会は、参加者の産学官連携に関する意識向上に寄与するとともに、参加者の相互交流も進められ好評でありました。第三期若手交流会においても引き続き、若手研究者の産学官連携の重要性の理解と意識の向上を目的として、勉強会を企画しております。本稿ではその活動報告として、本会が企画した勉強会について紹介します。
第6回産学官若手勉強会「農芸化学産学官連携:連携のきっかけ」
2008年1月11日 於キャンパスイノベーションセンター(東京)
第三期若手交流会メンバーによる産学官連携に関する新たな活動を進めていく上で、産学官連携の出発点となる「連携のきっかけ」というテーマを掲げ、「連携のきっかけ」の劇的な実例を紹介していただける先生、「連携のきっかけ」作りを産の立場から進められている先生にご講演いただきました。
筑波大学の白木賢太郎先生からは、学の立場からの、産学連携が生まれた背景や株式会社アプロサイエンスとの出会い、さらに実際に産学連携を進めて行くなかで経験されたことをご講演いただきました。
株式会社アプロサイエンスの阿須賀俊平先生からは、産の立場からの、産学連携が生まれた背景や筑波大学の白木賢太郎先生との出会い、さらに実際に産学連携を進めて行くなかで経験されたことをご講演いただきました。
株式会社リクルートの原健二先生からは、株式会社リクルートにおける民間TLOとも呼べる「大学研究成果の実用化の支援事業」における取り組みと具体的なケースについてご講演をいただきました。連携のきっかけは意外なところから生まれることもあることを知り、本勉強会もその一端を担うことができればと思いました。
(参加者:大学関係者17名、企業関係者20名、官関係者3名、講演者3名)
産学官若手交流会(通称「さんわか」)では、今後も活動を広め、農芸化学の産学官連携の若手ネットワークを形成できればと考えております。学会員の皆さまも是非とも「さんわか」の活動にご参加ください。
さんわか第三期メンバー
氏名 | 所属 | 世話人 |
---|---|---|
赤尾 健 | (独)酒類総合研究所 醸造技術基盤研究部門 | |
高橋裕二 | キリンホールディングス(株)技術戦略部 | ◯ |
春田 伸 | 首都大学東京 理工学研究科 | ◯ |
楠本憲一 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 | |
紺谷昌仙 | サントリー(株) 健康科学研究所 | |
田中一新 | 第一三共(株) 創薬基盤研究所 | ◯ |
小川 順 | 京大 農学研究科 | |
田中建児 | 協和発酵工業(株) 生産技術研究所 | |
大山 真 | 明治製菓(株) 化学研究所 | ◯ |
朝子弘之 | 住友化学(株) 有機合成研究所 | |
加藤雅士 | 名古屋大 生命農学研究科 | |
仲川清隆 | 東北大 農学研究科 | |
野村義宏 | 東京農工大 農学部付属硬蛋白質利用研究施設 | |
本江信子 | 富士化学工業(株) 食品科学研究所 | |
野尻秀昭 | 東大・生物生産工学研究センター | |
川崎 寿 | 東京電機大 工学部 | |
橋本義輝 | 筑波大 生命環境科学研究科 | |
岩井伯隆 | 東工大 生命理工学研究科 |