2010年度 日本農芸化学会 産学官学術交流委員会フォーラム
概要
タイトル | 2010産学官フォーラム報告会 産学官学術交流委員会フォーラム・ 第6回農芸化学研究企画賞受賞者中間研究報告会・ 第5回農芸化学研究企画賞受賞者最終報告(ポスター)開催のお知らせ |
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主催 | 社団法人日本農芸化学会「産学官学術交流委員会」 「産学官若手交流会(通称:さんわか)」 |
日時 | 2010年3月28日(日)13:30開始 |
会場 | 東京大学駒場キャンパス内 |
プログラム | 第1部 「第6回農芸化学研究企画賞受賞者中間報告会」 13:30~13:50 「天然型非天然化合物ライブラリーの創製と医薬品リード化合物の探索」 井本 正哉 氏(慶応義塾大学理工学部・生命情報学科) 13:50~14:10 「交感神経を活性化するサイプレス材香気成分を活用した機能性食品フレーバーの開発」 光永 徹 氏(岐阜大学応用生物科学部・食品生命科学) 14:10~14:30 「「乳酸バイオポリマー」生産用微生物工場の開発研究」 田口 精一 氏(北海道大学大学院・工学研究科) 第2部 「シンポジウム:日本発知的財産の世界展開に向けて」 14:40~15:10 「ライフサイエンス分野の産学連携の現状とその問題-大学知財担当者の経験を基に-」 橋本 一憲 氏(セントクレスト国際特許事務所副所長、東京医科歯科大学客員准教授) 15:10~15:40 「知的財産の功罪-in house知財部からのメッセージ」 佐藤 一雄 氏(第一三共株式会社 知的財産部長) 15:40~16:40 パネルディスカッション 「産学官それぞれにおける知財とは?」 パネラー: 佐藤 一雄 氏、橋本 一憲 氏、五十嵐 泰夫 氏(東京大学大学院農学生命科学研究科) 司会: 石井 茂孝 氏(キッコーマン(株)顧問、産学官学術交流委員会委員長) 第3部 「ポスターディスカッション」 17:00~17:10 第5回農芸化学研究企画賞受賞者最終報告 「天然物由来の次世代型新規血管病治療薬の開発」 加治屋 勝子 氏(山口大学大学院医学系研究科) 「ユビキチンシステム工学による新規バイオエタノール生産酵母の育種」 高木 博史 氏(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科) 17:10~17:30 「産・学・官に架ける橋-ポスター掲示形式による情報発信・意見交換会」 第4部 「交流会(懇親会)」 17:30~19:00 |
報告
日本農芸化学会2010年度大会にて産学官学術交流委員会フォーラムを産学官学術交流委員会と合同で開催しました。
フォーラムの第1部「第6回農芸化学研究企画賞受賞者中間研究報告会」に続く第2部では、「日本発知的財産の世界展開に向けて」と題したシンポジウムを開催しました。セントクレスト国際特許事務所 副所長、東京医科歯科大学 客員准教授の橋本一憲先生からは、大学における知的財産実務・産学連携実務の現状とその問題点についてご紹介いただきました。第一三共株式会社 知的財産部長の佐藤一雄先生からは、製薬会社のin house知財部の立場からお感じになっている点を中心にお話いただきました。続くパネルディスカッションにおいては、ご講演いただいたお二人の先生方に加え、東京大学大学院 農学生命科学研究科の五十嵐泰夫先生にもご参加いただきました。産学官学術交流委員会委員長 石井茂孝先生の司会のもと、会場も巻き込んだ密度の濃い討論が繰り広げられました。
第3部では、第5回農芸化学研究企画賞受賞者最終報告2演題を含む計10題の「ポスターディスカッション」を開催しました。各演者にはポスターの前にたっていただき、内容について約2分を目安にアピールしていただきました。ポスターディスカッションから参加された方も交えて、多くのコミュニケーションをとる場とすることができました。
(参加者:100名以上)