第5回 被災地理科教育支援 出前授業
概要
日時 | 2012年11月7日(水) |
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学校 | 福島県立安達高等学校 |
テーマ | 「放射線の話」 |
講師 | 中島 春紫 氏(明治大学農学部 教授) |
内容 | 放射線とは何か。アルファ線・ベータ線・ガンマ線・エックス線の違いは何か。放射線の単位であるベクレルとシーベルトはどのように使い分けるのか。原子炉と原子力発電所の仕組みは何か。放射線はどのように測るのか。放射線が生物に与える影響と食品安全性について。自然被爆および人工被爆の話。最後に、除染と放射線の利用法などについて分かりやすく解説。 |
報告 | 農学部からの観点で、放射性物質の生物的な影響などを解説いただき、海外でのエネルギー政策などを説明いただいた。国によってその政策や国民の意識の違いがあることがわかった。日本のことだけではなく、世界を意識しながら学習を進める必要性を認識することとなった。 |
出前授業を受けた生徒さんたちの率直な感想
- これからは正しい情報を得て、それを正しく理解していく力をつけていきたい。前向きな考えを持っていきたい。
- 世界中に福島という名が知られた今、福島は安全だというのをわかってくれるために自分にできることを見つけ、精一杯(亡くなられた方の分も)生きたい!
- 原発事故に関する考え方が変わった。いろんな情報を発信していこうと思った。積極的に発言やいろいろなことを試してみたい。
- 放射線などの問題を乗り越えていくことが大切だと感じました。
- 今まで詳しくわからなかった原発のことや放射線のことがだんだん理解できるようになった。今は科学がとても発展しているので、福島県はまだまだ変えられると思う。