第20回 出前授業 実施報告
概要
学校名 | (大阪府)守口市立八雲中学校 |
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日時 | 2015年3月2日(月)8:45~11:35 |
場所 | 守口市立八雲中学校 理科室(大阪府守口市八雲西町3-5-21) |
授業の名称 | 「小さな微生物の大きなちから-地球の環境・私たちの健康は微生物によって支えられている-」 |
講師 | 小川 順 氏(京都大学大学院 教授) |
担当教員 | 立花 美穂 |
聴講者 | 3年生(120名) |
報告 | 小川先生には、微生物のはたらきとそのはたらきを利用した身近な例を、実験を交えて教えていただきました。 キノコからとりだした木を分解する酵素(ラッカーゼ)が、色素も分解することを利用し、青色の紙を酵素液でピンク色に変化させる実験を行いました。それがデニムの色を変化させ、模様をつけることに利用されていることを学びました。また、同じ酵素で口臭を抑えることができ、ガムにも配合されていることも知りました。 他にも、ヒトでは区別がつかなかった糖の濃度差を、ブドウ糖分解酵素を利用すると知ることができるということを、実験を通して実感しました。 科学的なことだけでなく、キャリア教育として研究の魅力、原動力やすすめ方、海外留学経験もお話していただきました。 中学生にもわかるように、わかりやすく丁寧にお話してくださったので、事後のアンケートでもほぼ全員が出前授業の内容、実験に興味をもち、良かったと評価していました。 今後もし、機会があるならばまたお願いしたい授業でした。 |
授業風景
生徒さんの感想
- 大学の先生は少しこわいイメージだったけど、優しくて面白くてわかりやすい授業をしてくださって嬉しかったです。微生物のことについて知れたし、実験が2つもできて楽しかったです。そして、微生物について調べてみたいと思えました。
- 今回の微生物の話を聞いたとき、最初は「汚い、悪い物」だとばかり思っていましたが、小川先生の話を聞いて「良い物、助かる物」などと思える事ができました。実験もすごく面白かったです。
- 理科の授業でも、微生物のことは少し学習していたけれど、あまり良いイメージはもっていませんでした。でも話を聞いて、地球上にはなくてはならない存在だと知ったので、悪いイメージがなくなりました。たくさんのことが知れて興味がもてました。
- この授業で、科学者の道もいいなと思いました。また夢が増えました。ありがとうございました。
- 普段実際に体験することができないことを実験することができてよかった。最初は何に関しても興味をもつことが大切だとわかったし、理科のことだけでなく他の話も聞けてよかったです。
- 授業以外の質問にも答えてくれたり、すごく優しい先生だと思った。話を聞いているだけでも面白くってすごいと思った。
- イメージでは、難しそうな事ばかり言われるんじゃないかと思っていたけれど、実際はすごく分かりやすかったので良かったです。だから、話も理解できたし、実験もすごく楽しかった。普段気にしていない微生物の事を知れてよかった。話もとても面白かったです。またぜひ色々な話をして欲しいです。
- 微生物の存在が、自分の中で良い物になったから、微生物に悪いイメージをもっている人にも実験のこととかを伝えたいと思った。