団体名 (福島県)郡山ザべリオ学園中学校
開催日 2023年7月13日(木)
場所 郡山ザべリオ学園中学校(福島県郡山市大槻町字古屋敷102番地)
授業の名称 すごすぎるぜ遺伝子―最新の酵素研究:遺伝子をいじると驚異の能力を発揮?!
講師 杉森 大助 氏(福島大学 理工学群 共生システム理工学類 物質科学コース・教授 博士(工学))
聴講者 3年生55名
報告

中学校3年生の生命の連続性の単元で、「遺伝子」や「最新の酵素研究」について講義をしていただきました。

前半は、遺伝について図や写真などを用いながら、中学生にもわかりやすく説明をしていただきました。また、専門的な内容も含まれており、より深く遺伝について学ぶことができました。
後半は、杉森先生が行っている研究や日本の酵素研究についてお話を聞きました。 酵素を用いたペットボトル分解の歴史や海外の研究成果についてのお話は、目に入る機会の少ない世界のため、生徒も驚きながら聞いていました。また、杉森先生の研究はSDGsともつながる内容で、研究の大切さに触れることができました。

生徒たちは、質問や講義を通して遺伝子のすごさだけではなく、研究の意義や中学生が理科を学習する意味を学ぶことができました。
このような機会をいただき、ありがとうございました。

授業風景

写真

生徒さんの感想

  • ゲノムや遺伝について関心を持ちました。遺伝ではおじいちゃんからのDNAも少しは入っていることを改めて知ることができ、興味を持つことができました。
  • 人間の細胞は37兆個以上あって、数えるのに40万年掛かるということ。人間の体は、自分は思っていたよりも精密な構造だということが分かった。
  • 普段学校では習わないことをたくさん学ぶことができました。また、学校の学びを今まで以上に理解し、学ぶことができたのでよかったです。特に今回遺伝の出前講座で印象に残ったのはゲノムについてです。今回習ったことを生かして、より学びを深めていきたいなとお思いました。
  • ペットボトルが1日、2日で分解できる技術があると知り、将来にたくさんの可能性があると知れました。
  • 私たちが今行っているSDGsの活動に関わっていると感じ、この研究が進めば地球温暖化などの環境問題も徐々に減っていくと思いました。
  • 微生物によりプラスチックを分解するという研究内容が一番印象に残りました。今回の講座の内容を活かして、SDGsの学びをより深めていきたいです。