第55回 出前授業 実施報告
団体名 | (東京都)慶應義塾女子高等学校 |
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開催日 | 2019年1月31日(木) |
場所 | 慶應義塾女子高等学校(東京都港区三田2-17-23) |
授業の名称 | 「農芸化学から見た健康長寿と食」 |
講師 | 小林 彰子 氏(東京大学大学院 農芸生命科学研究科) |
聴講者 | 慶應義塾女子高等学校 2年選択生物履修者 19名 |
報告 | 今回、生徒の進路を考える一つのきっかけとしてもらうため2年生の選択生物の授業で出前授業を依頼しました。 講師の小林先生からは、約90分に渡って"農芸化学"という学問分野でどのようなことについて扱うのか、またご専門である食品を用いたアルツハイマー病の治療につながる基礎研究の現状についてご講演いただきました。 前半では、ご所属されている東京大学大学院 農学生命科学研究科においてどのような研究が展開されているのかについて、歴史的な背景も踏まえお話いただきました。後半は、世界や日本においてアルツハイマー病の現状や分子メカニズムをご説明いただき、治療薬開発への取り組みについて、小林先生のご研究内容を中心にお話しいただいた。 生徒たちにとっては、初めて聞く農芸化学という学問分野の最先端研究に触れることができ、貴重な機会になったと思います。 |
授業風景
生徒さんの感想
- 最初に先生がおっしゃたように、農学部のイメージは研究室での研究より、実際に実験場での研究が多いと思っていたから、生物に関しての研究だけでなく、食品に関する研究も多かったことに驚いた。
- 農学部にも色々な研究分野があることを知った。" 超高齢化社会" は悪いものだと捉えがちだが、健康で長く生きられるという点では良いことだという見方は新鮮だった。健康寿命が伸びれば高齢化社会は今ほど問題視されなくなると思う。