第37回 出前授業 実施報告
概要
施設名 | (大分県)大分鶴崎高等学校 |
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日時 | 2016年8月18日(木) |
場所 | 大分県立大分鶴崎高等学校(大分市南鶴崎3-5-1) |
授業の名称 | 「オワンクラゲの遺伝子を導入して光る微生物を作ろう!~DNA抽出と遺伝子組換え実験~」 |
講師 | 藤原 秀彦 氏(別府大学准教授) |
担当者 | 船津 勇一 |
聴講者 | 理系生物選択者 37名 |
報告 | 1時限目:アルカリSDS法を用いて、菌中から pGLO(GFP(緑色蛍光タンパク質)遺伝子を含むプラスミドDNA)を抽出する。 2時限目:1時限目で抽出したpGLOを用いて大腸菌の遺伝子を組換え、光る大腸菌を作製する。その後、非組換え菌・組換え菌を4つの培地に撒き、どのシャーレから菌が出現するか、どのシャーレの菌が光るかなどを考察。 報告:別府大学の藤原秀彦先生には、本校生徒達に大変わかりやすく丁寧に授業をしていただき、また、生徒たちの質問等にも応じていただきました。また、アシスタントで入った3名の学生の中に卒業生がいたことも親しみやすかったようです。 生徒にとって、マイクロピペット等を操作するだけでも大学での実験を行っている様に感じたようです。実験自体はそこまで難しくはなかったようでした。しかし、自分が行っている内容がしっかりと理解していないために、エタノール沈殿後の上澄みを捨てた斑もあり、失敗した生徒達にとっても良い経験に繋がったようでした。ありがとうございました。 |
授業風景
生徒さんの感想
- マイクロピペットを使うのにとても緊張しました。蛍光タンパク等の遺伝子組み換え技術を使い、私たちがもっと便利になっていくのか、今後が楽しみです。
- 遺伝子組換え実験をこんなに簡単にできるとは思っていなかったので、びっくりしました。実験が成功して良かったです。
- 大学の准教授の方の授業はとても貴重で、大変良い経験ができました。
- 今回の実験では、私の班は失敗して大腸菌ができませんでした。どこで失敗したかは分かりませんが、マイクロピペットを使ったりと貴重な経験ができてとても良かった。
- オペロン説を勉強した時はただ漠然と覚えただけでしたが、今回の実験でアラビノースオペロンを利用して、目的の遺伝子が組み込まれているかどうか確認できるという利用法を知ることができて面白かった。