概要

日時 2022年11月13日(日)13:00~15:15
場所

山形大学農学部3号館101講義室(山形県鶴岡市若葉町1-23)

※コロナ感染拡大状況によっては○○が休館となる可能性があります。その場合は、Zoomなどを利用したオンラインでの開催に変更させていただきます。

テーマ 微生物の力〜発電、醸造
講師 「微生物燃料電池技術の基礎と応用」加来 伸夫 氏(山形大学農学部)
「麹菌の特性とその酵素の利用」小関 卓也 氏(山形大学農学部)
コーディネーター 豊増 知伸 氏(山形大学農学部)
主催 日本農芸化学会
共催 山形大学農学部
協力 ○○
内容 人類は大昔から微生物について研究して生活に生かしてきました。今回は微生物研究の基礎と応用の先端について、発電微生物を利用した電池の仕組みと応用、醸造微生物と酵素の利用といった観点から専門家にお話いただきます。
参加費 無料
定員 25名程度(先着順)
申込・問合わせ先 山形大学農学部・加来伸夫
申し込みはe-mailかfaxで、件名「11/13サイエンスカフェ参加希望」と記載の上、1)参加人数 、2)名前、3)年齢 、4)連絡先(メールアドレスか、電話番号かFAX番号のいずれか)、 を明記の上、下記まで申し込みください。高校生以上を対象とした内容ですが、興味があればどなたでも参加できます。自家用車でお越しの方は本学駐車場をご利用下さい。
申込・問合せメールアドレス:nkaku@tds1(数字の1).tr.yamagata-u.ac.jp
申込・問合せFax:0235-28-2881
※12月4日(土)~12月22日(水)18:00の間に申し込み可能
開催形態 リモート

【ご参加のみなさまへ、感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
新型コロナウイルス感染症の発生に関し、行政機関等から示される情報やガイドラインに基づき、感染拡大の防止に細心の注意を払い、換気、スタッフのマスク着用などの防止策を行なった上で講座を実施します。参加者のみなさまも、手洗いやマスクの準備など感染症防止策にご協力ください。
■来場前に発熱や咳、全身痛等の症状がある場合は、ご来場をお控えください。
■会場では、マスクのご着用をお願いします。
■手洗い、消毒用アルコール使用の励行をお願いします。

ポスター

サイエンスカフェ in 福岡のポスター画像

会場風景

写真

報告

山形大学農学部の101講義室を会場とし、感染拡大防止策を十分にとった上で対面形式にて実施しました。山形県内でのサイエンスカフェは2015年10月以来で、7年ぶりの開催となりました。

冒頭、コーディネーターの豊増先生より日本農芸化学会とサイエンスカフェについての紹介や農芸化学という学問を取り巻く最近の状況についてお話があった後、講師の加来伸夫先生と小関卓也先生の紹介がありました。

加来先生からは「微生物燃料電池技術の基礎と応用」と題して、微生物燃料電池の発電原理や開発・改良の歴史とともに、エネルギー生産、環境浄化、さらには物質生産への応用についてお話をして頂きました。会場からは、新規電極の開発や新規発電微生物の取得などについて質問があり、活発に議論が行われました。

小関先生からは「麹菌の特性とその酵素の利用」と題して、日本酒や味噌・醤油をはじめとする発酵食品への微生物利用の歴史や発酵食品で使われる各微生物の特徴の違いについて解説して頂いた後、麹菌の細胞壁や酵素の研究成果が抗菌剤や医薬品の開発や環境問題の解決にも貢献している旨のお話をして頂きました。会場からは麹菌や納豆菌の利用に関してや、清酒業界を取り巻く状況などについての質問があり、活発に議論が行われました。

今回は中学生から60歳位まで幅広い年齢層の方々にご参加頂き、和気藹々とした雰囲気の中で専門家と自由に語り合うことができました。サイエンスカフェの目的を十分に達成した企画となりました。

参加者:16名