-未来の生命・食糧・環境に向け“農芸化学”ができること-
日本農芸化学会2012年度大会シンポジウム課題の募集

日本農芸化学会2012年度大会実行委員会

 日本農芸化学会2012年度大会は2012年(平成24年)3月22日(木)~25日(日)の4日間、京都女子大学(京都市東山区)を主会場として開催される予定です。2011年度大会が東日本大震災の影響で要旨集の発行をもって成立となったことを踏まえまして、日本農芸化学会2012年度大会実行委員会では前年度とは異なったコンセプトで2012年度大会の準備を進めております。
 シンポジウムにつきましては、最終日3月25日(日)の午後に、約20課題のシンポジウムを予定しており、シンポジウム課題は以下の要領で広く会員の皆様に公募します。テーマのご提案にあたりまして、以下の大会シンポジウム指針を参考にしてください。
 農芸化学は、物理化学、有機化学、生化学、遺伝学、分子生物学など様々な学術基盤に立脚し、「生命・食糧・環境」の分野を主な対象として生命現象の機構解明と幅広い応用を目指して発展してきました。2011年度の大会開催を断念せざるを得なくなった原因は東日本大震災でありますが、この未曽有の自然災害を期に、日本全国で多くの学協会、研究機関、政府諸機関などが、こうした大災害に対して「今自分達に何ができるか」、「将来構想はどうあるべきか」を見直しているところであります。我々農芸化学会も例外ではありません。
 そこで2012年度の京都大会のシンポジウムでは、すでに動いている東北地方の復旧や復興のさらに先を見据え、未来の安全・安心を支える「生命・食糧・環境」のために農芸化学に何ができるか、を中心コンセプトにしたシンポジウム課題を募ります。この中には、農作物など食品をめぐるリスク評価、植物・微生物のストレス耐性、環境浄化技術や放射線生物学なども包含されます。
 なお、2012年度の大会シンポジウムでは上記コンセプトに寄せて、「植物を巡る機能性低分子の動態」、「ストレス環境下における微生物の潜在能力」、「メタボリックシグナルと健康科学」、「膜タンパク質・酵素解析の新展開」の4つのキーワードに基づいて海外のシンポジストを招聘し、4件の委員会企画シンポジウムを開催する予定ですが、それ以外に約20件のシンポジウムを会員の皆様から募集いたします。ご提出いただいたシンポジウム企画は、シンポジウム準備委員会にて選定・決定の後、8月末頃までに応募者宛てに採否をご連絡いたします。
 その他ご不明な点がございましたら、シンポジウム担当までお問い合わせください。

シンポジウム公募要領

応募期限:2011年7月29日(金)

必要事項: 

  1. タイトル(仮題)
  2. 世話人(2~3名)の氏名・所属(全員が学会員であること)
  3. 趣旨と概略(400字程度)
  4. 予定される講演者案(所属 及び 学会員・非学会員区分)
  5. 予想される聴衆の数(小規模のシンポジウムも歓迎いたします)
  6. その他の参考となる事項
  7. 世話人代表者氏名および連絡先(〒、所在地、所属、TEL、FAX、E-mail)

  なお、学会の公益法人化に伴い、例年とは異なって世話人には若干の会計処理業務を依頼することになりますので、その旨お含みいただきますようお願いします。

応募先:jsbba2012@aeplan.co.jp
   メールの件名を、「農芸化学会シンポジウム応募」として送信してください。
   (折り返し、受領通知をお送りしますので、ご確認ください。受領通知がない場合は再度ご送付お願いします。)

問い合わせ先:
シンポジウム担当 
代表 矢崎一史 (京都大学生存圏研究所) yazaki@rish.kyoto-u.ac.jp
副代表 井上善晴 (京都大学大学院農学研究科) y_inoue@kais.kyoto-u.ac.jp
副代表 井上和生 (京都大学大学院農学研究科) kazuo.inoue@spiral.mbox.media.kyoto-u.ac.jp