第68回 農芸化学会 サイエンスカフェ
概要
日時 | 2014年5月17日(土) 15:00~16:10 |
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場所 | 三省堂書店神保町本店 2階 UCC カフェコンフォート(東京都千代田区神田神保町1-1) |
テーマ | 一寸の虫にも五分の恋心~フェロモンと失恋の記憶~ |
講師 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 特任講師 江島 亜樹 氏 |
コーディネーター | 毎日新聞科学環境部 西川 拓 氏 |
共催 | 日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店 |
内容 | 配偶者との出会いは小さい虫達にとっても重要な問題です。ファーブルの「昆虫記」には、オオクジャクガのオスが、メスの発するフェロモンを頼りに遠くからやってくる様子が記されています。オスはメスを見つけるとあの手この手でメスの気を引こうとします。歌ったり、踊ったり、フェロモンや超音波を出したり、体の大きさや模様を見せつけたり……と様々な方法で求愛アピールをします。 しかし、情熱的な求愛も必ずしもうまく行くとは限りません。既に交尾を済ませたメスは二匹目以降のオスを拒むというケースが多くあります。例えばショウジョウバエのオスの場合、既婚メスへのアピールをしばらく続けるうちやがて努力が報われない事を「学習」し、求愛意欲を低下させます。この失恋の「記憶」はどのように形成され、また、どのように痛手は「忘却」されるのか。失意のオスが再び愛を歌い始める様子から、垣間みられる昆虫の心の葛藤についてお話したいと思います。 |
参加費 | 500円(ドリンク代を含む) |
申込方法 | 三省堂サイエンスカフェのページ(こちら)からお申し込みください。 |