第37回 農芸化学会 サイエンスカフェ
概要
日時 | 2011年8月20日(土) 15:00~16:30 |
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場所 | 三省堂書店札幌店BOOKS&CAFE(UCC) |
テーマ | “醸す”から生まれた酵素が彩る豊かな食と健康 |
講師 | 北海道大学大学院農学研究院 助教 佐分利 亘 氏 |
コーディネーター | 北海道大学学院農学研究院 准教授 森 春英 氏 |
共催 | 財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店 |
内容 | 日本酒や漬物など、我が国の伝統的な発酵食品はカビや酵母といった身近な微生物の力によって作られます。これらの食品は、豊かな旨味やコク 味を呈し、我が国の食文化を彩ってきました。発酵食品が持つ特徴的な味わいには、発酵中に微生物が作り出す“酵素”の力によって作られたオリゴ糖が寄与し ます。微生物酵素により合成される様々なオリゴ糖の中には、私たちの腸内でビフィズス菌を増やしたり、免疫を高めたりするなど優れた生理機能を持つものがあります。このような生理機能に優れたオリゴ糖は、工業的に生産され、今日では様々な飲食品に利用されています。また、近年の食の多様化や健康志向の高ま りに呼応するように、様々な特性を備えた糖質を合成する酵素がカビや酵母に限らず多様な微生物から発見されています。新しい糖質の発見の裏には新しい酵素の発見が隠れているのです。どのような糖がどのような特性を持ち、どのように飲食品に利用されているのか?そういった糖は酵素によってどのように作られて いるのか?これからは、どのような酵素が作る糖が私たちの食生活に役立てられようとしているのか?これらの話題についていくつか例を挙げながら解説します。 |
参加費 | 500円(ドリンク代を含む) |
会場風景
参加者の声
- リラックスした中で興味のもてる話をわかりやすくお話され良かった。
- 農芸化学は奥が深いと思います。引続き機会があれば様々なテーマを聞きたいです。
- 農芸化学系の話は非常に身近で興味深いと思います。