第36回 農芸化学会 サイエンスカフェ
概要
日時 | 2011年7月9日(土) 15:00~16:10 |
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場所 | 三省堂書店 神保町本店2階 UCC カフェコンフォート |
テーマ | においとフェロモン-動物の秘密の言葉、そしてヒトでは?- |
講師 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 東原 和成 氏 |
コーディネーター | 日本科学未来館 科学コミュニケーター 橋本 裕子 氏 |
共催 | 財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店 |
内容 | 生物は、鼻でにおいやフェロモンを感知して、食べ物を見つけ、敵味方を区別し、異性を見わけています。ヒトのように言語をもたない多くの動物は、においやフェロモンで語ります。近年、分子生物学と神経科学の進展で、鼻の嗅覚の仕組みはかなり解明されてきました。2004年には、においを感知するセンサータンパク質の発見にノーベル賞が与えられています。においは身近にあるのに不思議なことがたくさんです。たくさんあるにおいを嗅ぎ分ける仕組みは?香りでわくわくしたり落ちついたりするのはなぜ?犬は本当に鼻がよい?植物に鼻はある?香料は身体によくないの?加齢臭って本当にくさいの?家のにおいって何?においに慣れる仕組みは?においと記憶がつながるのはなぜ?においとフェロモンの違いは?ヒトにはフェロモンはあるの?こんな疑問にお答えます。嗅覚は神秘的で誤解が多いですが、実は、私たちの生活を豊かにしてくれる大事な感覚なのです。 |
参加費 | 500円(ドリンク代を含む) |