概要

日時 2010年6月26日(土) 15:00~16:10
場所 三省堂書店神保町本店2階 UCC カフェコンフォート
テーマ バイオミネラリゼーション – 生物が鉱物を作る不思議 –
講師 東京大学大学院農学生命科学研究科
長澤寛道氏
コーディネーター 毎日新聞科学環境部
西川 拓氏
共催 財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店
内容 生物が鉱物を作る作用をバイオミネラリゼーションと呼びます。

鉱物というもののイメージはなかなか生物に結び付きにくいかもしれませんが、脊椎動物の骨や歯、魚の鱗、貝殻、甲殻類の外骨格などは皆無機鉱物を主体とした硬組織です。生物は無機鉱物の性質を上手く利用するように進化してきました。

私たちは、炭酸カルシウム結晶を作るいくつかの硬組織がどのようにしてできるのかを研究してきました。 ここでは、その一端を紹介します。

生物が関与して作る鉱物(バイオミネラル)と生物が関与しないで作られる鉱物の大きな違いは、前者が有機物(有機基質という)を含んでいるということです。 この有機物が、結晶の出来始め、結晶の成長、結晶の形などを制御している鍵を握っていると考えられています。

私たちは、無機結晶の形成にどんな有機基質が、どのように関わっているかを、甲殻類の外骨格やアコヤガイの貝殻の真珠層を材料にしてわかった結果を紹介します。
参加費 500円(ドリンク代を含む)
申込先 三省堂書店神保町本店5階 サイエンスカフェ 係
申込方法 詳細については、こちらのページをご覧ください。

会場風景

サイエンスカフェ

サイエンスカフェ

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