第26回 農芸化学会 サイエンスカフェ
ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。
概要
日時 | 2010年3月13日(土) 15:00~16:10 |
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場所 | 三省堂書店名古屋テルミナ店内 books&cafe |
テーマ | ビタミンの話 ~体の中の化学反応~ |
講師 | 名古屋大学大学院生命農学研究科 教授 吉村 徹氏 |
コーディネーター | 中日新聞岐阜支社報道部 倉知哲也氏 |
内容 | ビタミンは糖、脂肪、タンパク質、無機質以外の栄養素で、水に溶ける水溶性ビタミンと油に溶ける脂溶性ビタミンに大別されます。ビタミンは日頃よく耳にする言葉で、健康に気を使っている人は、その効用もよく御存じかもしれません。 しかし、ビタミンがなぜこのような効果を示すかについてはあまり知られていないかと思います。 私達の身体の中では、常に莫大な化学反応が起っています。例えば私達が呼吸をし、物を食べてエネルギーを得る過程も化学反応です。水溶性ビタミンであるビタミンB(B1、B2、B6、B12)やビタミンC はこのような化学反応を助けています。 脚気という病気に絡んでビタミンという概念が確立されたのは今から約100年前のことでした。その発見の物語には、日清・日露戦争や森鴎外といった歴史的な出来事、人物がかかわります。 今回のサイエンスカフェでは、特に B群のビタミンが私達の身体の中でどのような機能を担っているかをお話するとともに、ビタミンの発見史を通じて私達が自然現象と向き合う姿勢についても考えてみたいと思います。 |
会場風景
参加者の方のご意見
- 専門の先生に身近に疑問に思っていることが聞けて大変面白かったです。
- 一般の人がサイエンスに気軽に触れられるとてもいい機会だと思いました。
- 非常に分かりやすくお話ししていただき楽しかったです。