第22回 農芸化学会 サイエンスカフェ
ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。
概要
日時 | 2009年10月24日(土)15:00-16:10 |
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場所 | 三省堂書店神保町本店2階 UCC カフェコンフォート |
テーマ | 化学の目で見る「食品の香り」 |
講師 | お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 ライフサイエンス専攻 教授 久保田紀久枝氏 |
講師略歴 | 1970年3月 お茶の水女子大学家政学部食物学科卒業 1972年3月 お茶の水女子大学大学院修士課程卒業 1981年3月 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程終了(学術博士) 1982年10月 お茶の水女子大学家政学部講師 1986年4月 お茶の水女子大学家政学部助教授(1992年より生活科学部) 1999年4月 お茶の水女子大学生活科学部教授 2005年4月 お茶の水女子大学理事・副学長(2007年3月まで) 2007年4月 お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授 1989年7月-1990年7月 米国モネル化学感覚研究所客員研究員 |
コーディネーター | 毎日新聞科学環境部 吉川 学氏 |
共催 | 財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店 |
内容 | 私たちは、毎日食物を摂取しながら、エネルギーを得るとともにおいしさも楽しんでいます。食物を口に入れると、食物に含まれる味成分が味覚を刺激し、同時に香り成分がのどから鼻に抜けて嗅覚を刺激します。私たちは、味と香りを区別することなく一体化してその食物の味として認識します。 もし、鼻をつまんで、食物を食べたり飲んだりしたらどうでしょうか。オレンジジュースを飲んでも、甘さや酸味を感じるだけでオレンジの味とはわからないでしょう。香りがあって初めて何の味かはっきり認識することができます。 よい香り、美味しそうな香り、嫌いな匂い、いろいろありますが、香りの成分を分析してみると、いずれも多数の化学物質から構成されています。 身近な食品の香りを題材に、化学でみる香りの世界をご紹介したいと思います。 |