本会は2003年度に「農芸化学研究企画賞」を創設し、独創的な研究企画(研究テーマ)を公募いたしており、今年度も引き続き募集いたします。奮ってご応募ください。

1. 賞の趣旨と目的

  本賞は、産学官連携強化のため、農芸化学分野に4つの重点研究領域(下記参照)を設け、各領域における斬新な研究企画を会員から広く募集し、本賞の趣旨に 賛同した企業からの寄付金を、産学官学術交流委員会が選出した研究者に副賞として贈呈することにより、農芸化学のさらなる発展をめざそうというものです。
従来のような研究成果に対する賞ではなく、これからの研究の発展と産業化への期待が見込まれる研究企画を積極的に顕彰し、農芸化学における斬新で独創的な 研究の推進を産業界が強力に支援することで、農芸化学における産業界と学・官界の連携強化への寄与をめざすことを目的としております。

2. 4つの重点研究領域

  • ①先導的生物活性物質研究と新技術開発
    (1)革新的医薬医療を志向した生物活性物質の探索・合成・生産等の研究と新技術開発
    (2)革新的農林水産物生産を志向した生物活性物質研究と新技術開発
  • ②機能性食品素材および食品
  • ③グリーンバイオテクノロジー
    (1)バイオマス資源の生産・供給・利用(有用物質生産プロセス等)に関わるテクノロジー
    (2)省資源・省エネルギープロセスに関わるバイオテクノロジー
    (3)環境浄化・資源循環に関わるバイオテクノロジー
  • ④地場産業の創生と活性化

3.副賞および期間

1つの重点研究領域につき2件まで
副賞:200万円
研究期間:2014年4月1日~2016年3月31日(2年間)

4.応募資格

国公立大学・私立大学・高等専門学校・独立行政法人研究所等、公的な非営利研究機関に在籍する職員・研究者(年齢不問)で、本会会員であること。
※学生、企業関係機関在籍者は応募できません。

5.応募方法

所定の応募用紙(word版)を、こちらからダウンロードいただき、必要事項をご記入のうえ、本会庶務係までメール添付にてご提出ください。
ただし、重点研究領域④「地場産業の創生と活性化」に応募される方は、所属される支部にご提出ください。

支部応募先:
 北海道支部(北海道支部宛:E-mail
 東北支部(西森克彦先生宛:E-mail
 関東支部(石神 健先生宛:E-mail
 中部支部(小鹿 一先生宛:E-mail
 関西支部(由里本博也先生宛:E-mail
 中四国支部(木村吉伸先生宛:E-mail
 西日本支部(西日本支部宛:E-mail

提出期限: 2013年10月25日(金)本会必着

6.顕彰、事後報告

受賞者には、2014年度大会中に開催される授賞式において、賞状の授与が行われます。
また、研究期間開始時、中間年、終了後に、年度大会中に開催される「産学官学術交流委員会フォーラム」等において報告を行っていただく予定です。詳細については、あらためてご連絡いたします。

7. 知的財産権等

選出された研究テーマの知的財産権は、研究者の所属機関に帰属するものとします。副賞の提供に参加された企業への交渉などの優先実施権は設けておりませんが、選出された研究者の所属機関との個別の折衝に対しては、委員会は特に関与いたしません。

問い合わせ・応募先:
公益社団法人日本農芸化学会事務局庶務係
〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-16 学会センタービル内
TEL:03-3811-8789、E-mail

※ご寄付のお願い