産学官学術交流会委員会フォーラム・シンポジウム
「産学官連携の新展開 <ローカルシーズからグローバルニーズへ>」

2009年3月29日 於福岡国際会議場(福岡)

日本農芸化学会2009年度大会にて産学官学術交流委員会フォーラムを産学官学術交流委員会と合同で開催しました。第3期産学官若手交流会(さんわか)としては、最後の企画でした。そこで、さんわかの活動をよりアピールしていくため、1-3期のメンバーに呼びかけて、さんわか会のシンボルとなるロゴマークを作成しました。さらにそのロゴマークを印刷した、会の趣旨やこれまでの活動を紹介するリーフレットとそれを収めるクリアーファイルを作成し、フォーラムや大会会場にて配布しました。

フォーラムでは産学官連携の実例を様々な視点からご紹介いただくため、産学官のそれぞれの先生にご講演いただきました。サントリー(株)健康科学研究所(現 サントリーウエルネス(株)健康科学研究所)の木曽良信先生からは、特定保健用食品である「黒烏龍茶」、必須脂肪酸であるアラキドン酸やゴマの成分であるセサミンを利用したサプリメントの開発を例に、今後期待される健康食品と産学官連携の重要性についてご紹介いただきました。

熊本大学大学院自然科学研究科の木田建次先生からは、環境モデル都市に選定されている水俣市でのバイオエタノール生産を核とする資源循環型まちづくりついてご紹介いただきました。福岡県農業総合試験場の下村克己先生からは、福岡県におけるイチゴの品種識別技術開発と知的財産権の保護,JAと共同で貿易会社を設立するまでにいたっている知的財産権活用の取り組みについて紹介いただきました。

講演後には、講演会場横のロビーへ移動して、「産学官連携-Hop・Step・Jump」と題したポスター掲示形式による情報発信・意見交換会を行ないました。25演題の応募があり、各演者にはポスターの前に立っていただき、内容について約1分間を目安にアピールしていただきました。演題のなかには、ポスター掲示に加えてサンプル、ジオラマや機器も合わせて展示しているものも複数あり、実際の製品も体験できる実学らしい情報発信・意見交換会となりました。

(参加者:80名以上)

産学官学術交流会委員会フォーラム・シンポジウム

さんわかロゴ